キャンプやバーベキューなど、屋外でも飲み物や食べ物を冷たいままキープしたいときに活躍するクーラーボックス。
しかし、たまにしか使わないため、気づいたら「栓が見つからない!」なんてこともあります。
借り物のクーラーボックスの栓を無くしてしまう大失態(/--)/
注文せな~ pic.twitter.com/pDMGZScrHp— シュシュマレフ (@shushumalef) October 20, 2019
栓がないと中の水が垂れ流しになってしまうので困りますよね。
そこで今回は、そんなときに使える『クーラーボックスの水抜き栓の代用品』をご紹介していきます。
覚えておくと当日になって慌てなくて済みます!ぜひ参考にしてみてください。
目次
クーラーボックスの水抜き栓の代用品はこの5つがおすすめ!
クーラーボックスの水抜き栓は多くの場合ネジのような形になっているため、以下の代用品でとめることができます。
ただ、メーカーによっては特殊な形状のものもあるので当てはまらない場合もあります。
【クーラーボックスの水抜き栓の代用品①】車のオイル抜きボルト(ラジエーター用コック)
通常のネジだと細すぎたり長さが足りない場合が多いのですが、自動車に使うラジエーター用コックは長さも大きさもクーラーボックスの栓にぴったりなんです。
物によってはゆるい場合があるので、調節するためにウレタン梱包材も用意しておくと良いでしょう。
【用意するもの】
✔ ボルト
✔ ウレタン梱包材
✔ 水漏れ用シールテープ
手順
- クーラーボックスの水抜き栓部分の直径を計り、合いそうなラジエーター用コックを用意します。
- ぴったりはまることは少ないと思うので、ゆるければウレタン梱包材(シート状になっているもの)をかませてしめます。
- 水抜きを使用しない場合は、水道工事用のシールテープを巻いてしまいましょう。
【クーラーボックスの水抜き栓の代用品②】細目(さいめ)のプラスチックねじ
クーラーボックスはプラスチック製のことが多いので、同じプラスチック製のねじが水抜き栓の代用品として使えます。
細目(さいめ)のねじは普通のねじよりもねじ山が多く、ピッチも狭いのでより安定感があります。
水漏れもしにくいので栓の代用品としてぴったりなのです。
【用意するもの】
✔ 細目のねじ
✔ ウレタン梱包材
手順
- クーラーボックスの水抜き栓部分のサイズに合いそうなねじを用意します。
- 栓をしてみてゆるければウレタン梱包材をかませてしめます。
【クーラーボックスの水抜き栓の代用品③】シーリング
最終手段として、ねじが合わない場合はシーリングがおすすめです。
穴を埋めてしまうので水抜きを使用しないことが前提となりますが、水漏れの心配や破損・結露の心配もありません。
小型のクーラーボックスや安いクーラーボックスなら心置き無く試すことができます。
【用意するもの】
✔ シール剤
✔ (あれば)カートリッジガン
✔ マスキングテープやガムテープ
✔ ヘラ
手順
- 好みの色のシリコンシール剤を、あればカートリッジガンに充填します。できればクーラーボックスと同色の方が目立ちにくいです。
- 水抜き栓の穴の出口(表側)をマスキングテープやガムテープで塞ぎます。充填したシール剤を内側から穴に入れていきます。
(※カートリッジガンがなければパッケージをカッターなどで切って、ヘラで塗り付けていきます) - 内側をヘラでならしたら乾くまで触らないで放置します。日陰で1~2日そのままにしたらOKです。
【クーラーボックスの水抜き栓の代用品④】粘土+テープ
水抜き栓を使用しないなら粘土で埋めてしまうのもひとつの方法です。
粘土なら水を通してしまうこともないですし、水で溶けてしまうこともないので安心です。
その上から水に強いテープで補強すると良いでしょう。
水道工事に使うようなテープであれば水に強いのでおすすめです。なければキッチン用のアルミテープでも良いでしょう。
【用意するもの】
✔ 粘土
✔ ビニールテープや防水テープ
手順
- クーラーボックスの内側から粘土を穴に詰めます。ぎゅっぎゅっと強く押し込みましょう。
- 穴が埋まったら上からビニールテープや防水のテープで頑丈に固定すればOKです。念のため表側にもテープを貼って補強しましょう。
【クーラーボックスの水抜き栓の代用品⑤】厚手の大きなビニール袋
厚手の大きなビニール袋(ポリエチ袋)をクーラーボックスの中に入れて二重にして使用するのもおすすめです。
薄いごみ袋ではなく、お米の入っていた厚手のビニール袋などの方が衝撃にも水圧にも強いのでおすすめです。
使う場合には必ず洗って、穴が空いていないか確認してから使いましょう。
【用意するもの】
✔ 厚手のビニール袋
✔ ガムテープやビニールテープ
手順
- 厚手のビニール袋を用意し、中をきれいに洗います。そのときに穴が空いていないか確認します。
- 穴が空いていなければ広げてクーラーボックスに入れればOKです。
メーカーから栓のみ直接購入する!売っていなければ、別メーカーで代用するのも手
もし代用品が見つからなければ、クーラーボックスのメーカーに問い合わせて栓だけ購入するのが良いでしょう。
代用品では心許ないと感じる方にもおすすめです。
もし廃盤になってしまったり、メーカーが倒産や合併などでなくなってしまった場合は別メーカーの栓で代用しましょう。
最初に挙げたように、クーラーボックスの栓は多くの場合同じような形をしているので代用できる可能性が高いです。
注意点や代用品として向かないもの
代用品を使うときの注意点として、「しっかり洗浄すること」が大切です。
クーラーボックスには氷やペットボトル、缶のほかにも、場合によっては果物や野菜など直接口に入れる食材を入れることもあります。
もちろん調理したり、生で食べる前に洗うと思いますが、クーラーボックスに入れる前に水抜き栓もしっかり洗浄しておく必要があります。
ラジエーター用コックやねじはもちろん、シーリング剤についても念のため、乾いた後はクーラーボックス内を中性洗剤で洗うようにしましょう。
①発泡スチロール
扱いやすく手に入れやすい素材で、一見穴を埋めるのに適していそうですが水漏れするので向きません。
ボロボロになりやすく、繰り返し使うことはできません。また、初めは大丈夫でも、次第に水圧に負けてとれてしまう可能性もあります。
②金属製のねじ
ねじ部分が金属だと中の冷気と外との温度差で結露してしまい、結果として水がポタポタと垂れてしまいます。
また、金属だと鋭く傷をつけやすいので、クーラーボックスにヒビや傷をつくってしまったり、破損の原因にもなります。
そのため、金属製のねじを使うのは避けた方が良いでしょう。
まとめ
まとめ
✔ ラジエーター用コック、ねじで代用品可能だが、ねじは細目のねじを選ぶこと。
✔ 水抜きを使わないなら、シール剤や粘土で埋めてしまうのもひとつの方法。
✔ 米袋など厚手の袋を敷いてしまえば、穴を埋めなくても使える。
✔ どうしても代用品が見つからない場合は、メーカーで栓だけ購入するか、他のメーカーの栓を購入して代用する。
✔ 代用品を使うなら、使う前にしっかり洗浄すること。
✔ 手に入れやすい発泡スチロールは水漏れするので代用品には不向き。
✔ 金属製のねじは結露するので代用品には不向き。