イタリア料理を作るときに、あると便利なのがアンチョビ。

 

パスタや煮込み料理など、ちょっとアンチョビがあれば簡単にイタリアンな風味を出すことができます。

 

でも、意外と価格が高かったり、普段頻繁に使うわけじゃなかったりと、普段使いには難しい食材でもあります。

 

カワルンちゃん
買いたくはない…でもアンチョビ使いたいなぁ…

 

今回は、そんな困った時に役立つ『アンチョビの代用品』をご紹介します。

 

アンチョビの特徴や使い方

(スペイン市場のアンチョビ 出典:Wikipedia

 

 

アンチョビとは、カタクチイワシを塩漬けにして発酵させたのち、オリーブオイルで漬け込んで作られた保存食のことをいいます。

 

缶詰にして売られているものが多く、フィレ状のものやペースト状のものなど、形は様々。用途に合わせて使うことができます。

 

アンチョビは、塩漬けのまま熟成から発酵まで加熱せずにできあがっていますので、強い魚臭がします、それに加え、塩気が強く脂っぽいという特徴があるので、そのまま食べるのはちょっと難しいかもしれません。

 

もちろん、そのまま調理をせずに食べることもできるのですが、ジャガイモやキャベツなど馴染みのある食材と一緒に炒めたりすると、それら特徴を緩和させることができて食べやすくなります。

 

コツとしては、比較的長めに火を通すこと。それにより、脂っぽさが緩和されます。

 

また、アンチョビの味をしっかり味わいたいのであれば、調理の一番最後に加えてササッと仕上げます。

 

炒めるなど、調理で火を通す際に魚臭くはありますが、その独特な風味がクセになることも・・・。

 

もちろん、好き嫌いはありますが、臭いに惑わされず食してみると意外とおいしく感じることもある不思議な食べ物です。

 

アンチョビの代用品はこの4つがおすすめ!

 

 

多少、風味が変わってしまうこともありますが、アンチョビはいろいろなもので代用することができます。

 

ポイントは塩気

 

ほとんどの代替品にはアンチョビほどの強い塩気がありませんので、塩をしっかり足しましょう。

 

【アンチョビの代用品①】オイルサーディン

 

 

アンチョビは、塩漬けしてから発酵→オイル漬けにするまで一切火を使っていませんが、オイルサーディンは、オイルに漬けてから加熱、その後に加工して仕上げています。

 

オイルサーディンはアンチョビに比べて塩気が全然足りないので、そのままではアンチョビの代用とはなりません。

 

代替品として使うには、ひと手間かけてアンチョビ風なオイルサーディンを作ってから調理します。

【用意するもの】

✔ オイルサーディン缶詰 1缶~

✔ 塩 適量

作り方

  1. 密封容器を用意し、容器の底に塩をまんべんなく散らします。
  2. オイルサーディンを重ならないように塩の上に並べましょう。
  3. 並べたオイルサーディンの上に、また塩をまんべんなく散らします。
  4. 残ったオイルサーディンがあれば、塩の上に並べて、再度塩を振りかけます。※塩→オイルサーディン→塩→オイルサーディン→塩と、繰り返します
  5. 最後に並べたオイルサーディンの上に塩をまんべんなくふりかけたら、上から缶に残ったオイルサーディンのオイルをかけ、密封容器にフタをして、冷蔵庫の中で一晩寝かせれば「アンチョビ風オイルサーディン」のできあがりです。

 

使うときは、塩気を拭いてから刻むなどして使います。

 

 

【アンチョビの代用品②】ツナ缶+ナンプラー

 

 

もし、ナンプラーをお持ちなら、ツナ缶にプラスすればアンチョビの代替品を作ることができます。

・ツナ缶(小1缶)

・ナンプラー大さじ1

 

ツナ缶も少々魚臭くありますが、このままでは塩気がたりません。

 

「ツナ缶+塩」でアンチョビ風に仕上げることはできるのですが、それだとアンチョビの魚臭さが足りなくなってしまいますので、ナンプラーを使います。

 

アンチョビの魚臭さ・塩分は、ナンプラーが代用してくれます。

 

ただ最悪、ツナ缶だけでも代用品として使えます。

 

 

 

【アンチョビの代用品③】ツナ缶+塩麴

 

 

塩麴のコクと塩気をツナ缶にプラスしてアンチョビの代替品を作ります。

 

バーニャカウダソースを作るときに、「ツナ缶+塩麹」で作るとおいしく仕上がります。

【用意するもの】

✔ ツナ缶(オイルごと使う)60

✔ 塩麴 大さじ1

✔ にんにく(包丁でたたく) 2かけ

✔ オリーブオイル 大さじ3

作り方

  1. 鍋にオリーブオイルを入れてにんにくを炒めます。
  2. にんにくの香りが出てきたら、ツナ缶と塩麴を入れましょう。
  3. そのまま5分ほどコトコト煮込めば、バーニャカウダソースのできあがりです。

 

 

【アンチョビの代用品④】イカの塩辛

 

 

少々風味は変わりますが、イカの塩辛もアンチョビの代用として使うことができます。

 

言ってしまえば、アンチョビもイワシの塩辛のようなものなので、塩辛であれば似せることができます。

 

イカの塩辛で作るバーニャカウダソースも一味違っておいしいです。

 

「ツナ缶+塩麴」とは、また違ったタイプのバーニャカウダソースの作り方をご紹介します。

【用意するもの】

✔ オリーブオイル 大さじ3

✔ にんにく(すりおろし)2かけ分

✔ イカの塩辛 大さじ1

✔ 豆乳 大さじ3

作り方

  1. 小さめのフライパンにオリーブオイルを入れて熱し、ニンニク(すりおろし)を炒めます。
  2. にんにくの香りが出たらイカの塩辛を入れて火を通しましょう。
  3. その後、豆乳を2~3回に分けて加え、好みの濃さになるまで煮込みます。

 

 

【アンチョビの代用品⑤~⑦】そのほか!みんなのアイディア

◎XO醬

 

◎サバの水煮缶

 

◎ナンプラー

 

自家製アンチョビの作り方

 

わざわざ買わなくても、スーパーなどに売っているイワシを使って、簡単に手作りアンチョビを作ることができます。

 

ただし、使うイワシは新鮮なものを使ってください。

【用意するもの】

✔ イワシ 1520

✔ 塩 230

✔ オリーブオイル

✔ ローズマリー、ローレル(あれば)

作り方

  1. イワシはウロコを取り、頭と尾を切り落として手開きにしましょう。
  2. 骨を取り除いたあと、内蔵・血もキレイに洗い流し水気をふき取ります。
  3. ボウルに塩とイワシを入れ、イワシ全体に塩をまぶします。
  4. 密閉容器を用意し、底に少量の塩を敷きます。
  5. その上にイワシを並べていきます(重なっても大丈夫です)※ボウルの中の塩は、最後に振りかけるなどして全部使ってください
  6. イワシを並べ終わった後、ローズマリーやローレル(あれば)をのせます。
  7. 密閉容器のフタをして、そのまま2ヶ月ほど保存します。※保存期間中はフタを開けないようにしましょう
  8. 2ヶ月経ったら、容器からイワシを出して塩気をふき取ります。
  9. その後、また別の密閉容器にイワシを入れて、イワシが浸る量のオリーブオイルを注いだら、冷蔵庫で2週間ほど寝かして完成です。

 

最初は手間がかかるように思えますが、作ってみると案外簡単です。

 

是非試してみてください。

 

代用品についての注意点

 

 

代替品として紹介してきた

・オイルサーディン

・ツナ缶

・イカの塩辛

ではありますが、アンチョビの代用として「使えるとき」もあれば「使えないとき」もあります。

 

代替品といっても、あくまでもアンチョビ風であって、確実にアンチョビの代わりとはなっていません。

 

アンチョビ味を決めてとしているような料理には向かないので、主にソースなどの隠し味として利用してください。

 

まとめ

まとめ

 

 アンチョビはカタクチイワシを使った保存食で塩分が濃く魚臭いのが特徴。

 

 アンチョビの代替品には以下のようなものがある。

【オイルサーディン、ツナ缶+ナンプラー、ツナ缶+塩麹、イカの塩辛】

 

 自家製アンチョビを作るのもアリ。

 

 代替品で作れるものもあれば、作れないものもあるので、その点は留意しておく。