コアントローはあまり馴染みのない名前かもしれませんが、カクテルの材料としてはもちろんのこと、お菓子作りなどにもよく使われるお酒です。
バーなどで飲むと1杯1000円近くなるところも多く金銭的に飲むことをためらう人も多いのではないでしょうか?
そんな時家で作って飲めば安く済むのでは?と思いコアントローを購入しにいった際に意外と値段がすることにびっくりした人も多いはず。
お菓子作りで使用する際も少量しか使わないのに、この値段はちょっと…とためらってしまいますよね。
そんな時、簡単に家にあるものやコアントローよりも安いもので代用できれば、カクテルを作るのはもちろんのこと、お菓子作りにも大活躍しますよね。
そこで今回は、『コアントローの代用品』についてご紹介していきますので、困ったときにはぜひ参考にしてみてください!
目次
コアントローとは?
(コアントロー 出典:Wikipedia)
カクテルに詳しい方やお菓子を作るのが趣味な人にとってはよく知ったものだと思います。
しかし、あまり詳しくない人だと普段何気なく飲んでいたり、使っていてもどういうものか知らない人も多いはず。
そこで簡単にコアントローとはどういうものなのかご紹介します
①女性でも飲みやすいオレンジ風味
コアントローとはオレンジの皮を蒸留酒につけて作るオレンジリキュールの1種です。
オレンジの皮をつけて作るお酒のため、オレンジの香りが強くほんのりと甘みのあるリニュールで女性でも飲みやすいリニュールとして人気があります。
②アルコール度数がかなり高いので注意
しかし、飲みやすい味と香りとは反対にコアントローはアルコール度数が40度あり、ウォッカなどと同じかなり高いアルコール度数を持っています。
調子に乗って飲みすぎたり、お菓子作りの際もアルコールをしっかり飛ばしておかないと酔っ払ってしまいます。
③使い方は様々
コアントローは爽やかなオレンジの風味のするお酒ですので、食前酒や食後酒としても人気です。
もちろん、カクテルとして飲んだり、お菓子作りの風味づけなどにも使うことができます。
特にチョコレートとの相性がいいのでバレンタインデーなど、ちょっと特別な日に大人なプレゼントとしてコアントローを使ったチョコレートを贈るとお酒好きの人には喜ばれるかもしれません。
コアントローの代用品はこの7つがおすすめ!
①ブランデー
ブランデーは独特の香りと甘さが特徴的なお酒で、コアントローと似た部分があるため代用品として活用することができます。
ただ、コアントローと違う部分としてはオレンジの風味はついていませんので、オレンジの香りづけとして使用したい場合には向いていません。
しかし、ケーキやチョコレートなどの製菓を作る際にはしっとり感を出しながら、アルコールのほんのりとした香りをつけることができますのでお勧めです。
②ウイスキー
値段も手頃なものが多く、女性でも飲みやすいことから人気のあるウイスキーは、コアントローの原材料であるアルコールの部分と同じ蒸留酒ですので代用品として活用することができます。
ブランデーよりも香りが優しいのでアルコールの匂いが苦手な人でも活用しやすいのではないでしょうか?
③ホワイトキュラソー
コアントローはメーカーの名称で実はホワイトキュラソーと同じものであることはご存知でしょうか?
製菓用のホワイトキュラソーとコアントローは名称が違うだけでほとんど同じものですので代用品として活用することができます。
製菓用のものはコアントローより量は少ないものの、比較的安価で購入することができます。
④グランマニエ
コアントローよりあまり聞きなれないものかもしれませんが、製菓用でもよく使われる有名なお酒です。
グランマニエはオレンジキュラソーと言われる色のついたキュラソーです。
コアントローやホワイトキュラソーの違いは褐色の色がついていることと、コアントローやホワイトキュラソーに比べて甘みが強く風味もより濃厚なものになっています。
カクテルとして使用するのはもちろんのこと、シュークリームのクリームに少量入れるだけで濃厚な味になってくれますので代用品として活用できます。
注意点としては酒屋さんなど専門店でしか取り扱いがない可能性があることです。
大きさは可愛いミニボトルなども販売されていますので使用量によって大きさを変えることができます。
⑤オレンジ果汁+ラム酒
香りと風味が特徴的なラム酒にオレンジの果汁をプラスすることで簡易的なコアントローを作ることができます。
ラム酒は製菓用でミニボトルとしても販売されていますので手軽に手に入れることができます。
オレンジ果汁はもちろん生のオレンジを絞ってもいいですし100%のオレンジジュースでも可能です。
注意点としてはオレンジジュースを使用する際に100%以外のものを使用するとオレンジの風味が物足りなかったり
⑥オレンジ果汁+ブランデー
ウイスキーと同じく蒸留酒であるブランデーは、果実を使ったお酒でオレンジ果汁とも相性がとてもいいです。
そのため、これらを合わせることでフルーツの香りがより一層増しながら、ブランデー特有の濃厚な風味と甘さが合わさってコアントローに近いものを作ることができます。
ブランデーは独特な甘みと香りがありますが、ラム酒よりもクセが少ないのでラム酒が苦手な人にもオススメの代用品です。
注意点としては「ブランデーの比率を間違ってしまうこと」です。
⑦そのほか!みんなのアイディア
◎カシスリキュール
コアントローなかったからカシスリキュールで代用…… pic.twitter.com/TcFrSs3NVT
— そら (@Sora21May) September 12, 2015
オレンジ果汁が手に入らない場合は?
オレンジ果汁とお酒を混ぜた代用品もご紹介しましたが、生のオレンジを購入して絞るのも面倒ですし・・・
かといって100%のオレンジジュースを用意するのも、ちょっと使うだけだとなんだか勿体無い気もするかもしれません。
その場合、オレンジ果汁の代わりとしてレモンやライムなどの柑橘類の果汁を代用することもできます。
カクテルとして飲むのはもちろんのこと、製菓にも爽やかな香りをプラスできるのでオススメです。
しかし、レモンやライムはオレンジとは全く違う果物ですのでオレンジの香りが欲しい場合には違うと思うかもしれません。
代用品を使用する際の注意点
代用品として活用できるものをいくつかご紹介しましたが、注意点もいくつかあります。
まず、ご紹介したもののほとんどが比較的アルコール度数の高いものばかりです。
そのため、カクテルに使用する際やオンザロックで飲む場合はあまり入れすぎると酔いやすくなってしまいます。
製菓に使用する場合は成人している大人が食べる場合はそこまで気にする必要はありません。
まとめ
まとめ
✔ コアントローはオレンジを蒸留酒につけたものである。
✔ アルコール度数がかなり高いので注意が必要。
✔ 代用品としてはブランデーなどの甘い風味のお酒が使える。
✔ グランマニエは色がついているだけで中身はコアントローと同じである。
✔ オレンジ果汁とお酒を合わせることでよりコアントローに近いものができる。
✔ オレンジ果汁が手に入らない場合は柑橘類の果汁であればほとんどが代用できる。
✔ 代用品もアルコール度数が高いものが多いので使用には注意が必要。