お料理やデザートを作るときに、とてもお役立ちな粉寒天。
便利な粉末タイプの寒天なのでお手軽なので、簡単に寒天ゼリーやプリン、ジュレなどを作ることができるでしょう。
そんな粉寒天ですが、「使いたいときに切らしている…」なんてことがあるととても困ってしまいますよね。
せっかくプリンやゼリーを作ろうと思っていたのに、固めるための粉寒天がないのではどうしようもありません。
そこで今回は、困ったときに役立つ『粉寒天の代用品』についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
粉寒天の代用品を選ぶポイントは?
粉寒天とは、名前のとおり寒天を粉末状にしたものです。
原材料にはオゴノリなどの海藻が使われており、それを煮出してできた粘液質を凍らせて解凍・分離し、最後に乾燥して作られています。
基本的に粉寒天は無味無臭でほかの食材の味をジャマしないため、あらゆるレシピに使うことが可能です。
粉末タイプなのでとても使いやすく、寒天レシピ初心者の人でも手軽に扱えますね。
粉寒天の代用品は、当たり前ではありますが「液体を固めるもの」を選ぶといいでしょう。
粉寒天を使う目的は、風味や香りではなく「固める」のみです。
ゼリーやプリン、ようかん、ジュレなどを作るときに粉寒天を入れる人は、その固める効果を期待して粉寒天を使用していることでしょう。
粉寒天の代用品はこの6つがおすすめ!
【粉寒天の代用品①】粉ゼラチン
粉寒天同様、プリンやゼリーを固めるときに使われる粉ゼラチンは、粉寒天の代用品としておすすめです。
ネットで乗っていた粉ゼラチンで
簡単にコーヒーゼリーが作れるやつをやってみたら…ホント簡単に作れた😆
ちょっと色々量を間違えたのか中のゼラチンがダマになっている😄 pic.twitter.com/P2cdpt9zXI— D〜Z〜7thツアー静岡②愛知福岡両日参戦(ダイゾ〜) (@idGxgbk1tDV0cQj) 2019年5月27日
粉ゼラチンは動物性コラーゲンを精製したもので仕上がりはプルプルとした食感になるのが特徴なのに対し、粉寒天は海藻が原材料で仕上がりは弾力がなくしっかりとした感じになるので、色々な違いはあります。
ですが「液体を固める」という使われ方は共通してるので、相互に代用しやすいものなのです。
粉ゼラチンを代用するときは、そのまま粉寒天を使うときと同じでOKです。
【粉寒天の代用品②】アガー
ゼラチンと寒天の間くらいの独特な食感を持つアガーも、粉寒天の代用品としておすすめです。
【アマレットの杏仁豆腐】①牛乳200cc、②アマレット50cc、③アガー5g(粉寒天なら2g) 混ぜて溶かして固めるだけ。ゆるめにしたかったので、液体多め。盛り付け時、ソース代わりにアマレットをかけるとなお美味い。 pic.twitter.com/towSXAK0qd
— みつわ (@screw_tape) 2015年7月27日
とても透明度の高い仕上がりになるので、素材の見た目を活かしたデザートに使われることもありますが、液体を固める働きがあるので粉寒天と同じようにプリンやゼリーを作る時に使われることが多いです。
アガーを代用するときは、そのまま寒天を使うときと同じで大丈夫です。
【粉寒天の代用品③】糸寒天
料理の素材としても使うことができる糸寒天も、使い方次第では粉寒天の代わりに使うことができます。
おはようございます😃#名古屋 は今日も朝から暑いっ!#モーニング に #寒天ゼリー です。粉寒天は体に悪いので糸寒天使ってます!苛性ソーダとか使って作られてる粉寒天はやめといた方がいいかもです。個人的意見です。議論しません(^^)
ではいただきます! pic.twitter.com/95SIoALc5d— 堀田ようこ 肩こりバイバイ理学療法士 (@bluebottle2016) 2018年7月20日
水に戻すと麺のようなるので、スープなどの汁物に入れて具として扱われることもありますが、しっかりと煮溶かすことで粉寒天のように使うことができます。
糸寒天を代用するときは、12本から13本ほどの糸寒天を500ccの水で煮溶かして使います。
煮溶かす前は、流水で軽く洗ってから20分ほど水に浸からして戻すようにしましょう。
【粉寒天の代用品④】棒寒天
昔からよく使われている棒寒天も、使い方次第で粉寒天の代わりに使うことができます。
毎年作る紅白寒天。今年は紅じゃなくてオレンジだけど。
粉寒天じゃなくて棒寒天を溶かして作る。
従弟が「おいしい」と言って、沢山食べてくれた。親戚も喜んでくれた。 pic.twitter.com/E9Igdzohvd— としひさ (@haihito5) 2019年1月1日
粉寒天が粉末状、糸寒天が糸状なのに対し、棒寒天はブロック状になっており、煮溶かすことで粉寒天と同じように使うことができます。
棒寒天を代用するときは、1本の棒寒天を500ccの水で煮溶かして使います。
煮溶かす前は、流水で軽く洗ってから30分ほど水に浸からせて戻すようにしましょう。
【粉寒天の代用品⑤】片栗粉
お料理のとろみつけでよく使われる片栗粉も、粉寒天の代わりに使うことができます。
暑くなってきたので片栗粉をつかったお手軽デザート
ミルクプリン( ・ㅂ・)و ̑̑ pic.twitter.com/aVMZCV3Hv6— 絳 (@UzaYa_AkawaKu) 2016年5月19日
「とろみは出るだろうけど、ちゃんと固まるの?」と思う人もいるでしょうが、意外としっかりと固まります。
牛乳やジュースに片栗粉をササッと混ぜるだけで、簡単にプリンやゼリーを作ることができます。
片栗粉を代用するときは、300ccほどの牛乳やジュースに、大さじ3の片栗粉を加えてよく混ぜ、弱火で加熱すればOK。
片栗粉が溶けてとろみが付いたら火を止めて型に流し込み、冷やせば出来上がりになります。
【粉寒天の代用品⑥】マシュマロ
白くてフワフワしたお菓子のマシュマロも、レシピ次第では粉寒天の代わりに使うことができます。
マシュマロプリン pic.twitter.com/UV04vkgvnl
— *優奈*-yuuna- (@D_happy_yuu) 2017年5月17日
マシュマロにはゼラチンや寒天が含まれており、溶かして使うことで液体を固めることができます。
マシュマロは、プリンを作る際に代用するのがおすすめです。
加熱した牛乳にマシュマロを溶かすだけなので、とても簡単に作れます。
ペクチンは粉寒天の代用品に向かないので注意!
ペクチンはとろみを出してゲル状にする働きがあるので、ジャム作りの際によく使われています。
液体を固めるということは共通していますが、「粉寒天とは仕上がりが違いすぎるため」代用には不向きでしょう。
ペクチンの仕上がりは、とろりと柔らかい感じなので、型に入れてもプリンやゼリーのようにしっかりと形にはなりません。
また、ペクチンは「ペクチンゼリー」というお菓子を作ることができますが、一般的なゼリーとは食感が全く異なります。
まとめ
まとめ
✔ 粉寒天は、オゴノリなどの海藻を原材料とする粉末状の寒天で、他の寒天よりも手軽に使えることや無味無臭であることが特徴である。
✔ 粉寒天の代用品を探すときは、液体だったものを固めることができるものを選ぶと良い。
✔ 粉寒天の代用品は、以下の6つがおすすめ。
【粉ゼラチン、アガー、糸寒天、棒寒天、片栗粉、マシュマロ】
✔ ペクチンはとろみを出してゲル状にする働きがあるが、粉寒天のようにしっかりと固まらないので、粉寒天の代用品には向かない。